腹部大動脈瘤(AAA)とは
概要
腹部大動脈瘤(AAA)は、腹部大動脈の壁が徐々に弱くなることで血管が膨らむ状態です。大動脈は心臓から全身へ血液を送る重要な血管です。
原因
主な原因は、大動脈の構成タンパク質であるエラスチンとコラーゲンの分解です。これらは血管の強度と柔軟性を保つ役割があります。
リスク要因
- 加齢(特に60歳以上)
- 家族歴(AAAの既往)
- 喫煙
- 心血管疾患や末梢動脈疾患の既往
- 高血圧
症状
初期には自覚症状がほとんどありませんが、腹部、背部、側腹部の痛みを感じることがあります。また、手足の冷感・しびれ・チクチク感が出ることもあります。
診断
超音波検査やCTスキャンで主に診断されます。場合によっては、他の目的で行った身体検査で偶然に発見されることもあります。
治療
直径が6センチメートル(レモン大)以上のAAAは手術が推奨されます。手術では、ダクロンやテフロン製の人工血管(グラフト)を病変部に縫合します。手術は安全で効果的です。
