うっ血性心不全の検査と評価

症状の確認

疲労感や運動耐性の低下、体全体が余分な体液で影響を受けます。腹部、脚、足首のむくみが見られ、肺うっ血により息切れや慢性咳が起こります。仰向けでの睡眠が困難になることもあります。食欲不振や腹痛は腸や肝臓への体液貯留を示すサインです。

病歴

高血圧、糖尿病、過去の心筋梗塞や冠動脈疾患などの既往歴は重要な情報です。家族性の心疾患や遺伝性疾患の有無も医師に伝える必要があります。

身体診察

医師は聴診器で心拍数、不整脈、雑音、心拡大の有無を確認し、肺音で体液の有無を評価します。血圧測定や足首・腹部のむくみのチェックも行います。必要に応じてストレステストで運動時の心臓機能を調べます。

血液検査

血液検査では貧血、ミネラル・ナトリウム濃度、腎機能、凝固能、血中酸素飽和度を測定します。また、心筋から分泌されるB型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)を測定し、BNP濃度の上昇が左心室機能障害の程度やうっ血性心不全の進行を示す指標となります。

画像検査

心電図(ECG)で心電活動を記録し、胸部X線で肺や胸腔の余分な液体を確認します。超音波心エコーは弁の動きと心筋の状態を評価し、MRIは心機能を定量的に測定します。必要に応じて心カテーテル検査を行い、造影剤を用いたX線撮影で心臓周囲の血流を詳細に観察します。

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