ステント挿入に伴うリスク
メイヨークリニックによると、ステントは詰まった動脈や静脈に挿入される小さな金属製のコイルやメッシュです。血管を広げた状態で維持し、再狭窄を防止します。ステントには薬剤がコーティングされたものや、未処理の裸金属ステントがあります。体のさまざまな部位で使用されるため、リスクは対象部位に依存する部分と、共通する一般的なリスクに分けられます。
血栓(血液凝固)
国立心肺血液研究所によれば、ステント部位で血栓ができることがあります。血栓は心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があり、場合によっては致命的です。血栓リスクは挿入後数か月が最も高く、抗凝固薬の投与が一般的です。
感染症
ステント挿入は穿刺部位を伴うため、細菌が体内に侵入し感染を起こすリスクがあります。感染は穿刺部位だけでなく、血管内でも炎症や膿瘍を形成し、治療が遅れると重篤な合併症につながります。
血管損傷
ステントを配置する際、血管壁が裂けたり損傷したりすることがあります。血管が破れると出血や血栓形成、さらには脳卒中などの深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
大量出血
穿刺や血管操作に伴い、止血が困難な大量出血が起こることがあります。特に抗凝固薬の使用が制限される患者では、出血コントロールが難しくなり、場合によっては輸血や外科的処置が必要です。
腎機能障害
ステント留置時に使用する造影剤に対してアレルギー反応や腎毒性が起こることがあります。これにより腎機能が低下し、重症例では腎不全に至る可能性があります。
