酸逆流(GERD)の治療法と対策

薬物療法

急な胸焼けや喉の不快感をすぐに和らげたい場合は、制酸剤(例:Tums、Rolaids、Mylanta)が有効です。市販の錠剤や液体タイプがあり、食前・食後に服用すると胃酸を中和します。

胃酸の分泌を根本的に抑えるには、H2受容体拮抗薬が使われます。Pepcid、Zantac、Tagamet などは市販でも入手でき、制酸剤より長時間作用します。

症状が重い場合は、医師から処方されるプロトンポンプ阻害薬(PPI)を使用します。Prevacid や Nexium などは胃酸の産生を大幅に減らし、食道の損傷回復も促します。

生活習慣の改善

食事や体重管理は酸逆流の予防・改善に大きく関わります。肥満がある人は低脂肪食に切り替えて体重を減らすと、胃の圧力が下がり酸が食道に流れ込みにくくなります。

酸逆流を引き起こしやすい食品は避けましょう。代表的なものはトマト、にんにく、玉ねぎ、カフェイン飲料、柑橘類、アルコール、ミント、チョコレート、脂肪分の多い食べ物、辛い料理です。

食事は1回の量を減らし、1日数回に分けて摂ると胃への負担が軽くなります。就寝前の食事は控え、食後すぐに横になるのは避けてください。上体を少し高くして寝るだけでも逆流を防げます。

外科的治療

薬や生活習慣の改善でも症状が改善しない重症例では、手術が選択肢となります。逆流手術(噴門形成術)は、横隔膜の開口部を締め、食道の下部を胃の上部に巻き付けることで胃酸の逆流を防ぎます。多くの患者で症状が大幅に改善します。

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