胃食道逆流症(GERD)の対処法
胃食道逆流症(GERD)は、40歳以上の人に多く見られますが、年齢に関係なく発症します。胃酸が食道に逆流し、胸部の焼けつくような痛みや吐き気、乾いた咳、膨満感などの症状を引き起こします。以下では、症状を和らげるための具体的な方法を紹介します。
生活習慣の改善
- 食事はゆっくりと、量は少なめにする。
- 胸やけを引き起こす食材(柑橘類、カフェインなど)を記録し、摂取を控える。
- 食後すぐに横になるのは避け、少なくとも30分は座って過ごす。
- 過体重の場合は減量し、禁煙・節酒を心がけることで逆流リスクが低減します。
市販薬の活用
- 制酸剤(例:マグネシウム系、ペプトビスモル、アルカセルザー)は胃酸を中和し、ガスの発生も抑えますが、便秘や下痢の副作用に注意。
- 酸分泌抑制薬(例:アクシドAR、ザンタック75、タガメットHB)は胃酸の生成自体を減らします。
処方薬による治療
- 症状が頻繁に出る場合は医師に相談し、ヒスタミンH2受容体拮抗薬(例:ザンタック、カピデックス、デキシラント)やプロトンポンプ阻害薬(例:ネキシウム、プレバシッド、カピデックス)を処方してもらいます。
- H2ブロッカーは食前や就寝前に服用し、PPIは長時間にわたり胃酸分泌を抑制します。
手術療法
- 薬物療法で効果が得られない場合、内視鏡検査で食道の状態を確認した上で、胃食道逆流手術(例:噴門形成術)を検討します。
- この手術は食道括約筋を強化し、胃酸の逆流を防ぎます。低侵襲のラジオ波治療などもありますが、効果は個人差があります。
