成人のヘルペス性口内炎(ヘルペス口内炎)の概要と対策
ヘルペス性口内炎は、体液や直接接触で感染するウイルス性疾患です。主に子供や若年層で多く見られますが、成人でも発症します。主な症状は、嚥下時の痛み、頭痛、発熱、歯茎の腫れ、口内の痛みを伴う潰瘍です。潰瘍は通常2〜3週間で自然に治癒しますが、ウイルスは体内に潜伏し再活性化することがあります。
概要
「口内炎」は口腔粘膜の炎症を指し、ヘルペス性口内炎では頬、舌、唇、口蓋の粘膜が炎症を起こします。赤みや腫れ、出血を伴い、痛みが強くなることがあります。
再発性
ヘルペス性口内炎は単純ヘルペスウイルス(HSV)による再発性疾患です。ウイルスは体内で潜伏し、ストレス、疲労、呼吸器感染、日光曝露、月経などがきっかけで再活性化し、口や唇に症状が現れます。
治療法
アシクロビルなどの抗ウイルス薬が有効です。感染期間中は液体中心の食事を心がけ、熱い飲み物や冷たい飲み物は避けて痛みを軽減します。局所麻酔薬(リドカイン含有のジェル等)で口内の痛みを緩和することもできます。
合併症
まれにヘルペス性角結膜炎として眼に感染が広がることがあります。放置すると失明のリスクがあるため、眼症状が出た場合は速やかに眼科を受診してください。
避けるべきこと
症状がある間は熱い・冷たい飲食を控え、長時間の日光浴も避けましょう。タバコやアルコールは口腔粘膜を刺激するため、使用しないことが推奨されます。
感染拡大防止
ヘルペス性口内炎は非常に感染力が強く、キスや食器、歯ブラシ、タオルの共有で拡散します。潰瘍が完全に治癒すれば感染性はなくなります。
受診の目安
潰瘍は1〜2週間で改善しますが、十分な水分が取れず脱水症状が出た場合や、嚥下困難・高熱・激しい痛みが続く、または症状が10〜14日以上改善しない場合は医師に相談してください。
