塩分が血圧に及ぼす影響
血圧は、収縮期血圧(心臓が収縮して血液を送り出すときの圧力)と拡張期血圧(心臓が拡張しているときの圧力)の2つの数値で表されます。塩分の摂取量が多いと、これら両方の血圧が上昇することが知られています。
DASH(食事療法)
- DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)研究は、食事と血圧の関係を明らかにしました。この研究成果を基に作られたDASH食は、野菜・果物・低脂肪乳製品を豊富に取り入れたバランスの良い食事です。
健康効果
- 2001年に『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』は、食事中の塩分を減らすことで高血圧リスクが低減し、心筋梗塞や脳卒中といった将来的な健康障害のリスクも低下することを示しました。
実践ポイント
- 加工食品の摂取を控え、外食時は少量を注文しましょう。調理時は塩を使わず、スパイスやレモン汁、ハーブで風味を加えると良いです。
影響例
- 2009年のカナダ心血管学会で、ナトリウムを多く含む西洋食が血圧上昇の主因であることが指摘されました。カナダでは過剰なナトリウム摂取が約100万人の高血圧患者の原因と推定されています。
専門家の見解
- デニーズ・シモンズ=モートン博士は、塩分削減は薬に頼らない血圧コントロール法であると述べ、米国の食品供給に含まれるナトリウムが減れば、国民全体の血圧が低下すると指摘しています。
