子宮筋腫(子宮腺筋腫)の薬と治療法
種類
子宮筋腫は、子宮内膜のすぐ下にできる粘膜下筋腫、筋層内にできる筋層内筋腫、子宮外側にできる漿膜下筋腫、または子宮腔から突き出した茎状の茎突性筋腫に分類されます。位置により症状や治療法が異なります。
サイズ
米国国立衛生研究所によれば、筋腫の直径は1インチ(約2.5cm)から8インチ(約20cm)以上までさまざまです。複数の筋腫が集まる場合もあります。GnRH作動薬(ゴセレリン、ブセレリン、レプロリド(デポ・ルプロン)・ナファレリン(シナレル))は、筋腫のサイズを30~90%縮小させますが、骨密度低下や骨粗鬆症のリスクがあるため、短期間の使用に限定されます。これらは注射または鼻スプレーで投与され、服用停止後は筋腫が再び増大します。
症状
主な症状は過多月経(大量出血)で、貧血の原因となります。他にも、月経痛、月経間出血、頻尿、性交時痛、腰痛、下腹部の圧迫感や膨満感があります。経口避妊薬や子宮内避妊具(IUD)は、過多月経や間月経出血を抑える目的で使用されます。
その他の薬剤
ペンシルベニア州ハーシー大学病院は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)として、市販のイブプロフェンやナプロキセンが出血量や疼痛の軽減に有効としています。また、貧血予防のために鉄剤の補給も推奨されます。
ハーブ療法
サラ・ヘマー氏は、ヨモギ、イラクサ、牧草(シープスパウス)、レディーマントル、シナモン、ビルベリーなどが長時間の出血を抑えると報告しています。月経期間中は、ヨモギ・イラクサ・シナモンを使ったハーブティーを1日数杯飲むと効果的です。ヨモギは骨盤の血流改善と月経痛緩和に役立ち、ジンジャーやローズマリーも循環促進に有用です。筋肉痙攣には、クランプバーク、カモミール、ラベンダーが推奨されます。
専門家の見解
米国保健福祉省は、子宮筋腫の原因は不明で、ホルモンや遺伝子など複数の要因が関与するとしています。エストロゲンとプロゲステロンが筋腫の成長を促し、妊娠中やホルモンレベルが高い時に増大し、抗ホルモン薬や閉経に伴い縮小します。
