夜間のほてり(ナイトスウェット)の原因は何ですか?
夜間に突然起こる激しいほてりや大量の発汗は、日中のホットフラッシュと同様に感じられます。特に閉経前後や閉経期の女性に多く見られますが、原因はホルモンだけに限りません。感染症や特定の薬剤、生活習慣など、さまざまな要因が関与しています。
考慮すべき点
夜間に頻繁にほてりが起き、ホルモンバランス以外の原因が疑われる場合は、医師に相談して検査を受けましょう。以下のような疾患が夜間の大量発汗を引き起こすことがあります。
- 特発性多汗症(体が過剰に汗を出す)
- 結核、心内膜炎、骨髄炎などの重篤な感染症
- リンパ腫やその他のがん性疾患
- その他、医療機関で確認できる多数の疾患(Mayo Clinic の一覧参照)
薬剤が原因になることも
次のような薬剤は副作用として夜間の発汗を引き起こすことがあります。
- 解熱剤(体温を下げる目的で使用)
- 低血糖薬(血糖値を下げる薬)
- 抗うつ薬やホルモン補充療法(ホルモンバランス調整薬)
ホルモンバランスの乱れ
閉経前後の女性はホルモンバランスが不安定になりやすく、特に閉経前期(ペリメノパウス)ではホットフラッシュが頻発します。脳の体温調節中枢が誤って体温上昇と判断し、血管拡張や心拍数上昇、汗腺の刺激が起こり、結果として夜間の大量発汗が生じます。
その他の要因
以下の生活習慣や体調も夜間のほてりリスクを高めます。
- 過体重や肥満
- 強い不安やストレス
- 喫煙、過度のアルコール摂取
- 砂糖や辛いスパイスの過剰摂取
血管運動(バソモータ)症状としての発汗
がん治療の副作用としても夜間発汗は報告されています。これは体の熱調節中枢がホルモンや薬剤の影響を受け、血管が拡張することで起こる「バソモータ症状」の一部です。
男性も罹ることがある
男性でも不安が強い、病気を抱えている、または寝室が暑すぎるといった状況で夜間に大量に汗をかくことがあります。睡眠不足やストレスが原因となるケースも報告されています。
