高コルチゾール症(クッシング症候群)の診断方法
高コルチゾール症(クッシング症候群)は、体内でコルチゾールが過剰に産生される状態です。副腎で生成されるコルチゾールは、下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が過剰になることでさらに増加します。
診断の手順
1. 代表的な症状を確認する
丸く赤みを帯びた「ムーンフェイス」や、肩甲骨間に脂肪がたまる「ビッグバック(バッファローハンプ)」、腹部が突出し四肢が細くなる中心性肥満が典型的です。
2. 追加の症状をチェックする
体重増加、筋力低下、背中の痛み、にきびや皮膚感染症、情緒不安定やうつ状態なども見られます。
3. 医師に相談し診断を受ける
症状が薬剤によるものの場合は、医師が原因薬の中止を指示します。まずは一次診療での受診が第一歩です。
4. 血液・尿検査でコルチゾール濃度を測定する
薬剤性でない場合、血中および尿中のコルチゾールレベルを測定し、他の疾患との鑑別を行います。
5. 画像検査で原因部位を特定する
下垂体腫瘍を確認するために頭部MRIまたはCTを実施し、同時に副腎の腫瘍有無を調べるため腹部CTを行います。これらの検査結果と臨床所見に基づき、最終的な診断が確定します。
