カビが引き起こす疾患の検査と治療法

カビは酸素と栄養がある場所ならどこでも増殖します。乾いた葉や雑草、腐った樹皮、草地、湿度が高い陰湿な場所などが典型です。また、住宅内でも浴室、屋根裏、クローゼット、地下室、木製フローリングや天井などの湿気がこもりやすい場所に繁殖し、構造物の劣化だけでなく、アレルギーやさまざまな疾患を引き起こします。

カビが引き起こす疾患

  • 頭痛、目の刺激、喉の痛みなどの症状
  • アレルギー反応や喘息の悪化
  • 咳や呼吸器系の問題、インフルエンザ様症状

検査方法

米国国立衛生研究所(NIH)は、健康に影響が疑われる場合は室内カビ検査を推奨しています。主に以下の3つの方法でサンプルを採取し、ラボでカビの有無と種類を分析します。

  • バルクサンプリング:紙、木材、土、カーペット、布など、カビが付着している可能性のある素材を採取。
  • スワブサンプリング:滅菌された綿棒を水で湿らせ、カビが見える表面を拭き取る。
  • テープサンプリング:粘着テープで表面を貼り、スライドに貼り付けて分析。
  • ダストサンプリング(新技術):専用のバキュームでホコリを吸い取り、カビの有無を調べる。

治療法・対策

臨床システム改善研究所(ICSI)は、空気清浄機(イオン式またはHEPAフィルター搭載)を設置することで室内のカビ濃度を低減し、健康被害の軽減に効果があると報告しています。さらに、家具の拭き掃除、カーペットの定期的な掃除、シーツや枕カバーの洗濯・交換を徹底し、ホコリとカビの蓄積を防ぎましょう。

アレルギー症状には、眠くならない抗ヒスタミン薬やステロイド系点鼻薬(処方薬)を使用します。ロイコトリエン受容体拮抗薬などの抗炎症薬も症状緩和に有効です。カビが原因と疑われる場合は、必ず医師に相談してください。

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