症候群X(メタボリックシンドローム)の治療法

自然療法

症候群Xは、甘いものや白米、パンなど精製炭水化物を長年摂取することで徐々に発症します。血糖が上昇するとインスリン分泌が増え、体内で連鎖的な反応が起こり、組織障害や多系統不調を招きます。多くの場合、薬に頼らずに改善可能です。

  • まず食事中の炭水化物量を減らすことが最重要です。全粒穀物や野菜中心の食事に切り替え、血糖上昇を抑えます。
  • 次に医師の指導のもと、適切な栄養補助食品(ビタミンD、マグネシウム、オメガ‑3など)を取り入れ、血糖安定とインスリン感受性向上を目指します。

薬物療法

自然療法だけで症状が改善しない場合は、以下の薬剤が用いられます。

  • 脂質異常があるときは、スタチンやフィブラート、あるいは併用でLDL・中性脂肪を低下させ、HDLを上昇させます。
  • 血小板凝集が高まるため、心筋梗塞予防として低用量アスピリンが推奨されます。高血圧にはACE阻害薬が使用されます。
  • 血糖コントロールが必要な場合、膵臓機能が残っていればスルホニル尿素薬やメグリチニド系薬でインスリン分泌を刺激します。ただしインスリン過剰の人は使用しません。
  • 腸での炭水化物吸収が遅い場合は、α‑グルコシダーゼ阻害薬で酵素活性を抑制します。
  • 肝臓の糖産生を抑えるメトホルミンや、筋肉のインスリン感受性を高めるトログリタゾン系薬も併用されます。

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