アルコール中毒の真実
アルコール中毒とは?
エチルアルコールは体内で毒素として扱われます。短時間に大量のアルコールを摂取すると、体が血流中の毒素を自然に解毒する時間がなくなり、アルコール中毒が起こります。アルコールは中枢神経系を抑制するため、呼吸、嘔吐反射、心拍といった生命維持機能が止まる危険があります。
兆候と症状
「飲みすぎ」と「危険な状態」の見分けがつきにくく、判断者自身も酔っていることが多いです。以下はアルコール中毒の主なサインです。
- 顔色が青白い、または青みがかっている(酸素不足のサイン)
- 意識がなくなり、呼びかけても覚醒しない
- 呼吸が遅くなる(1分あたり8回未満)
- けいれんが起きる
- 体温が低下している
- 激しい嘔吐(体が毒素を排除しようとしている)
やってはいけないこと
- 意識がない状態で放置し、「眠らせておく」ことは絶対に避ける。意識がなくてもアルコールは血中に吸収され続け、致死リスクが高まります。
- 嘔吐を誘発しようとしない。嘔吐反射が抑制されていると窒息の危険があります。
- 全ての症状が出揃うまで待たない。時間が重要です。
- コーヒーを飲ませたり、冷水を浴びせるなど無意味な処置は行わない。致死レベルのアルコールは医療処置が唯一の対策です。
すべきこと
最も重要なのはすぐに救急(119)に連絡し、専門的な医療支援を要請することです。酔いの程度で判断せず、以下の情報を伝えるとスムーズです。
- 飲酒開始からの時間経過
- 摂取したアルコールの量と種類
- 現在の症状や意識状態
救急隊が到着するまで、絶対に本人から離れずに見守り続けましょう。
統計
米国では毎年約5万人がアルコール中毒で救急搬送され、週に1件程度が致死に至ります。特にティーンエイジャーや若年成人は、ハッジングやビング飲酒、飲酒ゲームなどの影響でリスクが高いです。
