過敏性腸症候群(IBS)と1型糖尿病のための栄養ガイド
過敏性腸症候群(IBS)も1型糖尿病も、食事が症状に大きく影響します。IBSは機能性腸疾患で、下痢や便秘が頻繁に起こります。一方、1型糖尿病はインスリン不足により血糖が上昇しやすく、主に子どもや若年層に発症します。
過敏性腸症候群(IBS)
IBSの食事は試行錯誤が必要です。症状が出やすい時期は特に、以下のポイントを参考にしてください。
小分けで頻繁に食べると、消化負担が軽くなります。満腹感まで食べると腸が過剰に働き、膨満感や痙攣が悪化しやすいです。
高脂肪・高タンパクの食事は消化が遅く、ガスが発生しやすいため、症状を誘発しやすいです。脂肪は特に消化に時間がかかり、タンパク質はガスを産生しやすいので注意が必要です。
1型糖尿病
炭水化物はすべてブドウ糖に分解され、インスリンが必要です。そのため、炭水化物量を抑えた食事が基本です。
低炭水化物・低糖質の食品を選び、特に大量の砂糖が含まれる食品は避けましょう。
小分けで頻繁に食べると血糖値の変動が緩やかになり、急激な上昇や3時間以上の空腹による低血糖を防げます。
食事の組み立て方
IBSは炭水化物が多めの食事が向き、1型糖尿病は炭水化物制限が必要なため、両方を抱える人は食事内容とタイミングに細心の注意が必要です。
共通点は「小分け・頻回の食事」。ただし、炭水化物と脂質・タンパク質の比率は個々の耐性を確認しながら調整します。
IBS治療薬や療法で膨満感や痙攣を抑えつつ、適度にタンパク質・脂質を含む食事を摂取できます。食事時の血糖とインスリン投与をしっかり管理すれば、炭水化物も安全に取り入れられます。
低炭水化物・低脂質・低タンパクの食物繊維豊富な野菜は、ビタミン・ミネラルを補給し、満足感を高めて過食を防ぎます。
