過敏性腸症候群(IBS)に効く食品と食事のポイント
過敏性腸症候群(IBS)は人口の約20%が罹患すると言われ、原因は完全には解明されていません。ホルモンの変動や食物不耐性、感染症などが発症のきっかけになることがあります。原因に関わらず、食事内容を見直すことで症状の悪化を防げます。
主な症状
- 腹部の痙攣や膨満感
- 下痢と便秘が交互に現れる
- 直腸からの粘液排出
- まれに嘔吐、胸やけ、吐き気
症状は食後やストレスが高まったときに出やすいため、食事管理が重要です。
食物繊維の摂取
IBS患者は水溶性食物繊維を中心に摂ると効果的です。イギリス医学雑誌の研究では、サイリウム粉(メタミュシル)を摂取した患者の症状が有意に改善しました。したがって、ナッツや野菜など水溶性繊維が豊富な食品を積極的に取り入れましょう。一方、難溶性繊維(ぶどう粉など)は症状を悪化させることがあります。
低脂肪食品を選ぶ
消化しにくい脂肪は腸の蠕動を過剰に刺激し、痙攣や下痢・便秘を引き起こします。揚げ物や油分の多い食品、全脂乳製品、赤肉は控え、皮なしの鶏胸肉、脂肪の少ない魚、果物・野菜など低脂肪の食材を中心に食べましょう。
適切な水分補給
IBSは下痢や腸の運動異常を伴うため、十分な水分が必要です。目安は1日約2リットル(約64オンス)です。デカフェのティーやレモネード、フルーツジュースは適量でOKですが、カフェイン、炭酸飲料、コーヒー、人工甘味料入りの飲料は腸を刺激しやすいので避けましょう。
オメガ3脂肪酸
オメガ3は炎症を抑え免疫機能を高め、ストレスやうつ症状の軽減にも寄与します。魚油カプセルや亜麻仁に含まれるので、少量ずつ取り入れ、体の許容度を確認しながら摂取してください。
