体が制御できないほど揺れる原因は?
本態性振戦 (Essential tremor)
本態性振戦は最も一般的な運動障害で、手や頭、その他の部位が不随意にリズミカルに揺れるのが特徴です。重篤な疾患ではありませんが、恥ずかしさや日常生活への支障を来すことがあります。正確な原因は不明ですが、脳内の異常な神経活動が関与していると考えられています。
パーキンソン病 (Parkinson's disease)
パーキンソン病は神経変性疾患で、主に運動機能に影響します。振戦、動作の遅さ、筋肉の硬直、バランス障害が主な症状です。ドーパミンを産生する脳の神経細胞が減少することが原因です。
多発性硬化症 (Multiple sclerosis)
多発性硬化症は中枢神経系を侵す自己免疫疾患です。振戦、筋力低下、倦怠感、視覚障害など多様な症状が現れます。免疫系が神経細胞の保護層であるミエリン鞘を攻撃することが原因とされています。
その他の原因
以下の状態でも制御不能な揺れが起こることがあります。
- 甲状腺機能異常
- 特定の薬剤の副作用
- アルコール離脱
- 薬物使用
- 遺伝性疾患
揺れが続く場合は、必ず医師の診察を受けて原因を特定し、適切な治療を受けましょう。
