ライム病の治療法
症状
- ダニに刺された数週間以内に、インフルエンザ様の症状と、刺された部位を中心とした赤い発疹(遊走性紅斑)が現れます。発疹は1〜2インチ(約2.5〜5cm)ずつ拡大し、治療しなければ最大2インチ(約5cm)になることがあります。ほとんどの場合、1〜2週間で自然に消退します。
- 感染が全身に広がると、サッカーボール大の大きな皮膚病変が出現することがあります。
- 初期の発疹後、顔面の感覚異常、頭痛、発熱、首のこり、四肢のしびれや感覚低下などの二次症状がいつでも現れます。稀に髄膜炎や脳炎が起こり、意識障害や認知機能低下を招くことがあります。
- 治療せずに放置すると、心臓(不整脈)、関節(関節炎)、神経系(慢性的な神経痛)にまで影響が及びます。
治療
- 早期診断が最重要です。過去3週間以内にダニが多い地域へ行き、発疹が見られた場合は速やかに医療機関を受診してください。自己判断での治療は効果がなく、適切な治療を遅らせる恐れがあります。
- 診断は通常、ELISA検査でスクリーニングし、確定的にWesternブロットで確認します。確定診断後は、ドキシサイクリン、アモキシシリン、エリスロマイシンなどの経口抗生物質が処方され、病期に応じて2〜4週間投与されます。
- 重症例や末期の場合は、セフトリアキソンなどの静脈内抗生物質が必要になることがあり、脳脊髄液検査(腰椎穿刺)で中枢神経系への感染を評価します。
- 症状の経過観察と治療効果の確認のため、定期的なフォローアップが不可欠です。新たな症状や悪化があれば直ちに医師に報告してください。
- 理学療法や軽い運動、マッサージなどの補助療法は、関節や筋肉の痛みを和らげ、血行を促進し、ストレス軽減にも役立ち、全体的な回復を支援します。
