障害の程度と分類
障害とは、個人の日常生活や社会参加に支障をきたす状態を指します。車椅子や杖といったイメージが強いですが、実際には視力の低下や軽度のアレルギーなど、さまざまな形があります。障害の程度は「無」「軽度」「中等度」「重度」の4段階に分けられ、国や制度によって支援の対象が異なります。
無(None)
障害が全くない、あるいは生活にほとんど影響しないほど軽い状態です。例としては、近視で眼鏡を使用している人や軽度のアレルギーを持つ人が挙げられます。
軽度(Mild)
基本的な生活機能や交通・通信手段を自立して利用でき、日常的に補助具を必要としない状態です。薬物療法で管理できることが多く、学習障害や軽度の視覚・聴覚障害が含まれます。
中等度(Moderate)
安定しており進行しない障害で、生活の基本的な管理に一部援助が必要です。住宅改修や移動・コミュニケーション用の補助具が求められることがあります。軽度の脳性麻痺、下肢麻痺、脊椎披裂、完全な視覚・聴覚障害、重度の学習障害、知的障害などが該当します。
重度(Severe)
日常生活の多くの機能が他者の支援を必要とし、進行性・変性・末期的な疾患が含まれます。住宅の大規模改修や医療的ケアが不可欠で、特別な交通・通信手段が求められることがあります。四肢麻痺(四肢麻痺症)や嚢胞性線維症などが代表例ですが、個々の自立度はケースバイケースです。
