抗Xa活性測定によるヘパリン投与量のモニタリング方法
ヘパリンは血液中の凝固因子を阻害し、血栓の形成を防ぎます。患者は入院中に静脈内または皮下投与され、医療スタッフは血液凝固能とヘパリン濃度を監視します。血液サンプルを採取し、抗Xa活性を測定することで、過剰投与や不足を判断します。抗Xa測定は主に低分子量ヘパリン(LMWH)に用いられ、粒径が一定であるため信頼性が高いです。
必要なもの
- ライトブルーキャップの血液採取用チューブ(3.2%または3.8%硝酸ナトリウム添加)
- 遠心分離機
- プラスチック容器(検体用)
- クロモゲン測定装置(例:STA‑R Evolution)
手順
- 血液採取:患者から血液をライトブルーキャップのチューブに採取します。硝酸ナトリウムが抗凝固剤として機能します。ヘパリン投与前後、医師の指示に従いタイミングを決めます。
- 遠心分離:採取した血液を遠心分離機で遠心し、血漿と血球を分離します。
- 血漿の抽出:上澄みの黄色い血漿を1 mL取り出し、清潔な容器に移します。
- 血漿の再遠心:血漿を再度遠心し、残留する不純物を除去します。
- 検体の保存:血漿全量をプラスチック容器に入れ、底部に残った沈殿物は残します。
- 測定装置への投入:自動クロモゲン測定装置に検体をセットし、抗Xa活性を測定します。
- 結果の評価:検査技師と医師が結果を解析し、抗Xaレベルに応じてヘパリン投与量を増減させます。
このプロセスを定期的に実施することで、ヘパリンの安全かつ効果的な投与管理が可能となります。
