妊娠中のB群連鎖球菌の兆候と症状
妊娠中は赤ちゃんの健康を守ることが最重要です。そのため、母体に感染症がないか日々の変化をチェックする必要があります。B群連鎖球菌(GBS)は、母体にも胎児にも合併症を引き起こす可能性がありますが、適切な薬物治療で対処できます。
B群連鎖球菌とは
B群連鎖球菌は人の体内に常在しやすい細菌です。MedicineNet.comによると、健康な成人女性の10〜35%がこの菌を保有しています。A群連鎖球菌(咽頭炎の原因)とは異なり、通常は症状を示さずに潜伏していますが、免疫機能が低下した妊婦や慢性疾患を抱える妊婦では感染が顕在化することがあります。尿路感染症や異常に高い発熱などが見られた場合、GBSが関与している可能性があります。
子宮・胎盤への感染
GBSは膣、直腸、腸内に存在しやすく、治療が遅れると胎児へ感染が広がります。感染が子宮や胎盤に及ぶと、分娩時の合併症や死産のリスクが高まります。
肺炎
癌や糖尿病など基礎疾患を持つ妊婦では、GBSが肺炎を引き起こすことがあります。肺炎は抗生物質で治療可能ですが、症状が重篤な場合は速やかな対応が必要です。Mayo Clinicによれば、ケフレックスやペニシリンGなどの抗生物質は妊娠中でも安全に使用できるとされています。
妊娠35〜37週でのGBSスクリーニングが推奨されており、陽性の場合は分娩時に抗生物質投与で新生児への感染リスクを低減できます。
