水分保持が原因でできる水疱(むくみとブリスター)
体内の水分蓄積
毛細血管からの液体漏出が腎臓に尿生成を抑制させる信号を送ります。その結果、体内に余分な水分がたまり、毛細血管内圧が上昇しさらに漏出が進みます。血液中のアルブミン濃度が低下すると、腎臓はナトリウムと水分を保持しやすくなり、むくみ(水分保持)が起こります。
水分保持の原因
主な原因は以下の通りです。
- 塩分の多い食事
- 長時間の同一姿勢(立ち仕事や座り仕事)
- 月経前症候群や妊娠によるホルモン変動
- 血管拡張薬、カルシウム拮抗薬、チアゾリジン系糖尿病薬、NSAIDs などの薬剤
水分保持の症状
重度のむくみでは、皮膚下に液体がたまり水疱(ブリスター)となります。水疱は破れやすく、液体が漏れることがあります。その他の症状は以下です。
- 足首・脚・顔などの部位の腫脹
- 指や皮膚を押すとくぼみが残る「凹みむくみ」
- 皮膚が光沢を帯び、伸びたように見える
- 原因不明の腹囲増大
重篤な症状
呼吸困難・胸痛・息切れがある場合は、肺に水分がたまる肺水腫の可能性があります。これは命に関わる緊急事態ですので、速やかに医療機関を受診してください。
水分保持の治療法
医師は以下のような対策を提案します。
- 利尿剤の処方:腎臓の尿産生を促進し、余分な水分を排出させます。
- 圧迫ストッキングの着用:脚の血液・リンパ循環を改善し、むくみを軽減します。
- 脚を心臓より高く上げて安静にする:リンパの流れを助けます。
- 食塩摂取の制限:塩分過多が水分保持を助長するため、減塩が有効です。
- 長時間同じ姿勢を避け、定期的に足を動かす:筋肉のポンプ作用で余分な水分が循環しやすくなります。
