足のモートン神経腫:症状と治療法
足のモートン神経腫とは
足の神経腫(モートン神経腫)は腫瘍ではなく、神経が圧迫されて腫れる状態です。特に第3・第4中足骨の間にある足の前部の神経が挟まれ、炎症と痛み、しびれを引き起こします。ゴルフやテニスで足をねじったり、偏平足、ハイヒールやきつい靴を履くことが原因となります。
治療法
1. 休養とアイシング
- 足を休め、腫れが引くまで足を高く上げます。圧迫が続くと神経が永久に損傷する恐れがあります。
- 痛む部位に氷嚢を当て、腫れを抑えます。
- 歩行やスポーツなど、痛みを増す動作は控え、サイズが合わない靴は避けます。
- 急性期が過ぎたら、アーチを伸ばし強化する理学療法が有効です。
2. インソール・矯正具
- 足底にメタタルスレイズ(卵形の自己接着パッド)を装着し、神経への圧迫を軽減します。
- 偏平足の場合は、足弓を支えるカスタムオーソティックが必要です。
- つま先が広く、足の骨が圧迫されないフラットシューを選びましょう。
3. 薬物療法
- 痛みとしびれが続く場合は、イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で炎症を抑えます。
- ステロイド(コルチゾン)注射は、神経の炎症と腫れを直接減少させる最も一般的な治療です。
- 激しい痛みには、局所麻酔薬の注射で痛みを緩和することがあります。
4. 神経溶解・手術
- 他の治療が効果がない場合、エタノール注射による神経溶解(ネオロリシス)を週1回、約7回実施します。成功率は約60%です。
- 症状が残る場合は、神経切除手術が根本的な治療です。局所麻酔下で足背側から行い、約3週間で回復します。
まとめ
足のモートン神経腫は初期に休養と適切な靴選びで改善が期待できますが、症状が持続する場合は医師の診断のもと、薬物や手術などの治療を検討してください。
