低血容量(低血液量)の主な症状と原因
低血容量(hypovolemia)とは、体内を循環する血液量が危険なほど減少した状態を指します。外傷や出血、内部出血などが原因で起こり、放置すると低血容量性ショックや致死に至ることがあります。
頻脈(tachycardia)
心拍数が通常の60〜100回/分を超えて速くなる状態です。血液量が不足すると、心臓は血液を各組織に送り届けようと過剰に働き、結果として頻脈が生じます。重度の場合、生命に危険が及ぶことがあります。
めまい・失神
脳への血流と酸素供給が不足すると、軽いめまいから意識喪失(失神)まで現れます。特に高齢者が急に立ち上がるときに起こりやすいです。
混乱
血液が十分に脳に届かないと、思考が鈍くなり判断力が低下します。症状が進行すると、奇妙な行動や意識障害を伴うことがあります。
疲労感
酸素供給が不足することで全身がエネルギー不足に陥り、強い倦怠感を感じます。体は重要な機能を優先させるため、休息を取ろうとします。
尿量減少
24時間あたりの尿量が500 ml未満になる状態です。腎臓への血流が不足すると、老廃物の排泄が滞り、場合によっては透析が必要になることがあります。
これらの症状が見られたら、速やかに医療機関で評価・治療を受けることが重要です。
