平頭症候群(フラットヘッド症候群)
平頭症候群(フラットヘッド症候群)は、赤ちゃんが同じ姿勢で長時間寝続けることで頭部が平らになる状態です。ほとんどの場合、適切な指導と対策により1歳までに自然に改善します。
定義
- 頭の後部または側部が平らになる先天性の形状異常で、該当部位の髪の成長が少ないことが特徴です。
原因
- 赤ちゃんが仰向けで長時間過ごし、ベビーベッドやベビーカー、カーシートなど平らな面に頭を置くことが最も一般的です。頭蓋骨は柔らかく脳の成長を助けるため、圧力がかかりやすいです。
症状
- 後頭部が平らになり、平らになった側の耳が前方に少しずれます。重症例では前頭部が不均一になり、突出が見られることがあります。
治療法
- 寝る姿勢の工夫で頭の位置を変えること、日中は監督下での「うつ伏せ時間(タミータイム)」を増やすことが基本です。
- 重症例では、医師が作成するカスタムヘルメットやヘッドバンドを使用し、頭蓋骨に優しい圧力をかけて形状を矯正します。
知っておきたい事実
- 早産児は頭蓋骨が柔らかいため、平頭症候群になりやすいです。出産時に母体の骨盤や双子・三つ子の圧迫でも発生することがあります。
- 米国小児科学会がSIDS(乳幼児突然死症候群)予防のため仰向け睡眠を推奨したことにより、症例数は増加しています。
