副腎腫瘍(副腎腺腫)の治療法

副腎腺腫(副腎腺腫瘍)は、腎臓の上部に位置する副腎にできる良性腫瘍です。副腎皮質の外層に発生し、ホルモンを産生する機能性と産生しない非機能性に分かれます。機能性腺腫はホルモン過剰を引き起こし、健康に重大なリスクをもたらすため、早期の対処が必要です。食事や運動、ハーブ療法といった生活習慣の改善だけでは効果が期待できず、外科手術が唯一の安全で有効な治療法となります。

生検(Biopsy)

腺腫や感染が疑われる場合に行われます。リアルタイムCTガイド下で針を副腎に刺入し、組織を採取します。局所麻酔で痛みはほとんどありません。場合によっては開腹手術(ラパロトミー)と併用し、術中に採取した組織を検査し、即座に腺腫の除去が必要か判断します。

腹腔鏡下副腎摘出術(Laparoscopic Adrenalectomy)

最も一般的に推奨される手術法で、効果が高いとされています。小さな切開を数か所入れ、腹腔を膨らませて臓器を遠ざけます。カメラと専用器具を用いて副腎動脈と腎静脈をクリップで閉鎖・切断し、腺腫を安全に摘出します。摘出した組織は専用のバッグに入れて切開部から取り出します。

開腹手術(Abdominal Laparotomy)

より侵襲的な手術で、切開が大きくなりますが、手術時間は短くなることがあります。両側性の病変や副腎髄質腫瘍(フェオクロモサイトーマ)など、腹腔鏡手術が適さないケースで選択されます。全身麻酔下で行い、同日に生検と腺腫除去を実施できることもあります。回復期間は腹腔鏡手術に比べて長くなります。

いずれの手術も術前の画像診断と専門医による評価が重要です。適切な治療法を選択し、早期に腺腫を除去することで、合併症やホルモン異常のリスクを最小限に抑えることができます。

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