前立腺肥大の治療法
前立腺が肥大すると、排尿に支障が出ることがあります。原因は完全には解明されていませんが、体内のホルモンバランスが関与していると考えられています。主な症状としては、頻繁な尿意、排尿時の痛み、尿に血が混じるなどがあります。これらの症状がある場合、以下のような治療法が一般的に用いられます。
薬物療法
薬物療法は最も一般的な治療法です。主にアルファ遮断薬と5α還元酵素阻害薬が使用されます。場合によっては、両方を組み合わせた「併用療法」も行われます。アルファ遮断薬は膀胱頸部の筋肉を弛緩させ、尿の流れを改善します。一方、酵素阻害薬は前立腺のサイズを縮小させます。併用することで、単独使用よりも効果が高まることがあります。
マイクロ波療法
マイクロ波療法は、微細な熱波を利用して前立腺の内膜を安全かつ効果的に破壊します。局所麻酔下で施術され、施術中に尿意や膀胱・前立腺の熱感を感じることがあります。
経尿道的前立腺切除術(TURP)
経尿道的前立腺切除術(TURP)は、前立腺肥大に対する最も一般的な手術です。全身麻酔下で、尿道から小さな切除器具を挿入し、余分な前立腺組織を削り取ります。入院期間は1〜3日で、術後数日はカテーテルが必要になることがありますが、早期に抜去できるケースもあります。TURPは速やかな症状緩和が期待できる、効果的な手術法です。
インタースティシャルレーザー凝固術
インタースティシャルレーザー凝固術は、局所麻酔下で光ファイバー探針を用いて尿道を塞ぐ前立腺組織を凝固します。レーザーから放出される熱で約3分間凝固し、手術時間は通常30〜60分です。
