胆嚢摘出手術の流れとポイント

手術前の準備

  • 腸内の洗浄: 手術中の視野確保のため、手術前数日間に腸内洗浄薬を服用します。前日からは絶食または透明な液体のみの食事が指示されることがあります。
  • 皮膚の消毒: 手術当日は抗菌石鹸で全身を洗浄し、感染予防に努めます。
  • 服用中の薬剤調整: 抗凝固薬やその他の薬を服用している場合、出血リスクを減らすため一時的に中止することがあります。

手術中の流れ

  • 腹腔鏡手術(ラパロスコピー)

    年齢や全身状態、医師の判断により、主に腹腔鏡手術が選択されます。腹部に約1cmの小さな切開を4か所作り、そこにカメラと手術器具を挿入。カメラ映像で胆嚢を確認しながら、器具で胆嚢を摘出します。全身麻酔下で、胆石が胆管に残っていないか画像で確認します。

  • 開腹手術

    大きな切開が必要な場合や、過去の腹部手術で癒着がある場合は開腹手術を行います。右肋骨下部の腹壁を切開し、胆嚢を直接視認して摘出、切開部は縫合します。

  • 手術方法は全て全身麻酔下で実施します。術中に腹腔鏡手術が不適切と判断された場合は、即座に開腹手術へ切り替えることがあります。

手術後のケア

  • 腹腔鏡手術後

    術後数時間は点滴で栄養・水分を補給し、症状が安定すれば当日退院が可能です。自力で歩行でき、痛みなく食事が摂取できれば問題ありません。退院後は安静と十分な水分摂取を心がけ、回復は約1週間です。

  • 開腹手術後

    入院期間は数日間必要で、感染予防と自立した歩行・食事ができるかを確認します。回復には4〜6週間を要することが多く、術後の傷口管理やリハビリに注意が必要です。

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