めまい(Vertigo)についての患者情報
めまいの主な原因
めまいは予測できずに起こり、回転感に伴い吐き気や嘔吐が生じることがあります。軽度の場合は軽い頭がぼんやりする程度です。
主な原因として、以下が挙げられます。
- 良性発作性頭位めまい症(BPPV)
- メニエール病
- 脳卒中
- 脳腫瘍
- 低血圧
- 心不整脈
- 多発性硬化症
- 片頭痛
最初の2つは比較的頻繁に見られ、残りは稀で見落とされがちです。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
BPPVの治療法として、カナルス再定位法(Canalith Repositioning)という非外科的手技があります。患者は頭部と体を一定の順序で動かし、前庭内のカルシウム結晶を元の位置に戻すことを目的とします。
この手技は専門家の指導のもとで行われますが、比較的簡単なため医師が患者や家族に自己実施を指導することもあります。
医療機関への受診
多くの人は一度のめまいで再発しませんが、再発した場合は受診が必要です。診断は主にBPPVやメニエール病が多く、薬物療法やリハビリでコントロールできます。
以下の症状を伴うめまいは緊急受診が必要です。
- 激しい頭痛や異常な頭痛
- 視力障害
- 聴力低下
- 言語障害
- 四肢の脱力やしびれ
- 失神・めまい感
- 歩行困難
- 胸痛や心拍数の異常
よくある誤解4つ
- 「不安が原因で、リラックスすれば治る」→不安はめまいを悪化させることはありますが、根本原因ではありません。
- 「めまいは頭の中だけの想像」→めまいは実際に前庭や内耳の異常から生じる実体的な症状です。
- 「加齢のせい」→年齢はめまいの直接的な原因ではなく、外傷や変性疾患などが関与します。
- 「ホルモンバランスの乱れ」→ホルモン異常がめまいを引き起こすことは稀です。
誤った情報に惑わされず、専門医の診断を受けることが重要です。
ひとりで悩まないで
多くの患者が適切な治療によりめまいを克服しています。神経内科や耳鼻科の専門医が原因究明と治療にあたります。
めまいは放置すべき症状ではなく、早期に受診すれば治療可能です。
