GGT(ガンマ‑グルタミルトランスフェラーゼ)の高値とは?
GGT(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)は肝臓に多く含まれる酵素で、血液検査によりその濃度を測定できます。肝臓や膵臓の細胞が損傷すると酵素が血中に漏れ出し、GGT値が上昇します。アルコールの過剰摂取や肝疾患の評価に利用されます。
概要
- 肝細胞が損傷するとGGTが血液中に漏れ出し、血液検査で検出可能です。膵臓の細胞にも同様に含まれます。
- 定期健診や健康診断の血液検査で測定され、肝疾患や慢性的なアルコール摂取の診断に用いられます。
高GGTレベルの意味
- 肝炎、肝硬変、肝腫瘍、黄疸、心筋梗塞、慢性的な大量飲酒、膵臓がん・膵炎、エプスタイン・バーウイルス感染、サイトメガロウイルス(CMV)感染、レイ症候群などでGGTが上昇します。
- GGTは他の肝酵素検査と併せて実施され、総合的に肝機能や全身状態を評価します。
高GGTレベルの基準
- 45歳未満の女性で27 U/L以上、45歳以上の男女で38 U/L以上が高値とされます。
- 小児は成人と同様の範囲、新生児は成人の約5倍の範囲が基準です。検査施設により基準値は多少異なることがあります。
GGTレベルに影響を与える薬剤
- アルコール、抗痙攣薬のフェニトイン(ジラントン)やフェノバルビタールはGGTを上昇させます。
- クロファミド(抗コレステロール薬)や経口避妊薬はGGTを低下させることがあります。
検査時の注意点
- GGT検査は空腹時(食事後8時間以上)に採血する必要があります。
- 検査前に服用中の薬やサプリメントを医師に伝えてください。
