マグネシウム欠乏症の症状と診断・治療
マグネシウムは体内の様々な機能に不可欠なミネラルで、エネルギー代謝や筋肉・神経の正常な働きを支えます。栄養不良や吸収不良(セリアック病やクローン病など)、腎疾患、糖尿病の管理不全、急性膵炎、アルコール依存症などの状態でマグネシウム欠乏(低マグネシウム血症)になることがあります。
症状の分類
初期症状
- イライラ感、倦怠感、睡眠障害(不眠)
- 筋肉の震え、混乱、記憶力・学習能力の低下
中等度欠乏症の症状
- 心血管系の変化(不整脈、心拍数増加)
- 筋力低下、過剰興奮感
重度欠乏症の症状
- 持続的・不随意な筋収縮(ミオクローヌス)
- しびれ・感覚鈍麻、めまい
- 重篤な不整脈、冠動脈痙攣
- けいれん、幻覚、方向感覚の喪失
診断
マグネシウム欠乏が疑われる場合、医師は血清マグネシウム濃度を測定する血液検査を実施します。
専門家の見解
血清マグネシウム値だけでは体内に蓄えられているマグネシウムの正確な量を把握できないため、欠乏が見過ごされがちです。
治療
欠乏が確認された場合は、経口サプリメント(カプセルや錠剤)や必要に応じて静脈内投与によるマグネシウム補充が行われます。
