注意欠陥・多動性障害(ADHD)児童のための情報ガイド
注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、主に学齢期の初期に、座っていることや集中できないことが学業成績に影響を与える形で現れます。ADHDの子どもは、どれだけ努力しても長時間にわたって注意を維持することが極めて困難です。完全な治療法はありませんが、薬物療法と行動療法を組み合わせることで、症状の軽減が期待できます。
多動性・衝動性の症状
- 子どもは座っていられず、そわそわし続けます。授業中に話し続けたり、順番を待つことが苦手です。
不注意の症状
- 注意散漫で指示を聞き逃しがちです。細部への注意が足りず、組織的な作業が苦手です。長時間の精神的努力を要する課題を避けがちです。
診断
- ADHDの確定診断は検査がなく、医師は家庭や学校での行動を詳しく質問し、身体検査で視覚・聴覚障害などを除外します。家族歴や教師・心理士の観察も参考にします。
行動療法
- 宿題の進め方や整理整頓の技術を学ばせ、学校・家庭で一定のルーティンを保つことが重要です。ソーシャルスキルトレーニングにより、ボディランゲージや順番待ち、からかいへの対処法を習得させます。
薬物療法
- 薬物療法は賛否が分かれますが、行動療法だけで改善しない場合は薬が有効です。刺激薬(アデロール、リタリンなど)は集中力を高め、過活動を抑えます。効果や副作用を見極めながら、最適な薬を選択します。
