親指腱炎の自宅での温熱・冷却療法の使い分けは?
腱炎(テンドリティス)は腱の炎症で、投げる動作や雪かきなどの反復的な負荷で起こります。激しい痛みと可動域の低下が特徴です。自宅での冷却・温熱療法は症状緩和に有効です。
冷却と温熱の使い分け
できるだけ早く、親指の付け根や手首の親指側に氷嚢を当てます。氷をタオルで包むか、市販のアイスパックを使用してください。氷は炎症を抑え、痛みと筋力低下を和らげます。20分間当て、10分間外すを1サイクルとし、1日3回以上、症状が悪化したときに繰り返します。
氷によって血流が制限され、腫れと炎症が抑えられます。
負傷後最初の72時間は必ず冷却のみを行い、熱は使用しないでください。熱は筋肉を弛緩させ血流を増加させるため、炎症が悪化し痛みが増す可能性があります。
皮膚に擦り傷や切り傷がある場合は、直接熱を当てないでください。熱は出血ややけどを引き起こす恐れがあります。
腫れと痛みが軽減したら、同じ部位に温熱を加えて筋肉をリラックスさせ、回復を促進します。小さなホットパッドや温めたタオルを使用し、20分当てて10分外すを繰り返します。冷却後に温熱を行うことで、痛みと腫れを抑えつつ効果的に治癒を促します。
その他のアドバイス
腱炎回復の最も重要なポイントは、腱を十分に休ませることです。親指腱炎では、手首の親指側や前腕に痛みが生じます。文字を書く、タイピングする、物をねじるといった動作は痛みを悪化させるため、できるだけ避けましょう。
市販の非ステロイド性抗炎症薬(例:イブプロフェン)を指示通りに服用すると、腫れが減少し痛みが軽減します。
自宅での治療を1週間続けても痛みや腫れが改善しない場合は、医師の診察を受けてください。重症例ではステロイド注射、理学療法、場合によっては手術が必要になることがあります。症状を悪化させないためにも、早めに専門家に相談しましょう。
