脾臓摘出術で関わる筋肉はどれか
腹直筋(Rectus Abdominis)
腹直筋は前腹壁にある長く平らな筋肉で、恥骨結合部から第5〜第7肋骨の軟骨に付着します。脾臓摘出術では、腹腔へのアクセスのために最初の切開と腹壁の牽引に使用されます。
外腹斜筋・内腹斜筋(Oblique Muscles)
外腹斜筋は肋骨から白線に、内腹斜筋は腸腰靭帯から肋軟骨・白線に付着する、前外側腹壁の平らな筋肉です。手術中は腹壁の安定化と臓器の牽引を補助します。
腹横筋(Transversus Abdominis)
腹横筋は外腹斜筋・内腹斜筋の深層に位置し、腰椎、腸腰靭帯、腸骨稜から白線へ走ります。腹壁の安定性を高め、臓器の牽引を助けます。
横隔膜(Diaphragm)
横隔膜は胸腔と腹腔を分けるドーム状の筋肉で、呼吸に重要です。脾臓は横隔膜のすぐ下に位置するため、手術中に間接的に横隔膜の操作や牽引が関わります。
脾臓被膜と靭帯(Splenic Capsule and Ligaments)
脾臓は線維性の被膜に包まれ、胃脾靭帯、脾腎靭帯、横隔脾靭帯などで周囲組織に固定されています。摘出時にはこれらの靭帯を切断または解放して脾臓を遊離します。
使用する手術法(開腹か腹腔鏡か)や患者の解剖学的特徴により、関与する筋肉や操作は若干異なることがあります。脾臓摘出術は腹部手術に熟練した外科医が行うべきです。
