頚椎椎間板ヘルニアが原因の肩甲骨間の痛み
頚腕神経痛(Cervicobrachial Neuralgia)
頚椎の神経根が刺激されたり圧迫されたりすると起こる痛みで、実際の損傷部位とは別の場所に痛みが現れる「放散痛」の一種です。ヘルニア化した椎間板が神経根を圧迫すると、頚腕神経痛が発症します。
症状
- 首のこりや硬直が最初に現れ、次第に肩に痛みが移行する。
- 肩の可動域が制限され、触れると痛みがあることもある。
- 痛みは腕まで放散することもあれば、肩部に留まることもある。
- 稀に首の痛みよりも肩甲骨間(背中上部)の痛みから始まることがある。
診断
- 首の可動域と腕・首の筋力低下の有無を診察。
- MRIやCTなど画像診断で頚椎椎間板ヘルニアの有無を確認。
- 年齢も考慮し、40歳未満の患者で椎間板ヘルニアが肩甲骨間痛を引き起こす可能性が高い。
治療
- 神経根への圧迫を除去することが基本。
- 抗炎症薬や首の支持筋を強化する理学療法。
- ステロイド注射で炎症を抑える。
- 症状が重い場合は、ヘルニア部分を除去する手術が検討される。
留意点
- 椎間板障害による痛みは日によって変動しやすい。
- 医師に症状を伝える際は、肩だけでなく首や背骨全体の違和感も詳しく説明する。
- 頚椎の椎間板ヘルニアは、肩以外の部位にも放散痛を引き起こすことがある。
