骨粗鬆症の一次・二次・三次予防と治療

定義

骨粗鬆症は骨が脆くなり、骨折しやすくなる疾患です。主に股関節、手首、脊椎の骨折が多く、脊椎骨折は身長低下、変形、激しい背部痛を引き起こすことがあります。国立骨粗鬆症財団によると、女性は男性の約4倍のリスクがあります。

一次予防(予防)

一次予防は子どもの頃から始めることが最も効果的です。30歳までに骨をしっかりつくることが重要です。カルシウムとビタミンDを十分に摂取し、乳製品に過敏な場合はサプリで補います。日光浴を15分程度行うだけでビタミンDが得られます。ウォーキングなどの体重負荷運動を毎日行い、過度の飲酒や喫煙は控えましょう。中年期に入ったら医師と骨密度検査のタイミングを相談し、必要に応じて薬剤を処方してもらいます。

二次予防(治療)

一次予防が不十分だった場合や閉経前後の女性に対しては、骨の再吸収を抑える薬が中心です。ビスホスホネート、エストロゲンやエストロゲン受容体調整薬、カルシトニンなどが使用され、骨密度の低下を防ぎ骨折リスクを減少させます。

三次予防(高度治療)

重度の骨粗鬆症や骨折リスクが極めて高い場合は、エストロゲン・ホルモン療法や、骨形成を促進するアナボリック薬(テリパラチドなど)を用います。これらは骨組織の再構築を促し、骨折予防に効果があります。

治療上の留意点

薬剤は毎日継続して服用することが重要です。骨の強化は自覚できないため、途中で中断してしまうことがありますが、副作用や服用困難がある場合は必ず医師に相談し、代替薬を検討してもらいましょう。医師の指示で一定期間薬を中止し、定期的に骨密度検査を受けて骨の状態をモニタリングします。

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