プロテロス(ストロンチウムラネレート)の副作用と注意点

国際骨粗鬆症財団によると、世界で約7500万人が骨が多孔質になり、もろくなって骨折しやすくなる骨粗鬆症を患っています。骨密度低下を抑える薬は複数ありますが、イギリスや欧州諸国で処方されている代表的な薬がプロテロス(ストロンチウムラネレート)です。効果は期待できるものの、患者によっては副作用や合併症のリスクがあります。

一般的な副作用

  • 約6.5%の利用者が吐き気や下痢を訴え、最も頻繁に報告される副作用です。
  • 頭痛や皮膚の発疹も約2%以上の患者で見られます。
  • 1%以上の女性で軟便、湿疹、蕁麻疹が報告されています。

その他の副作用

  • 胃腸系の症状として嘔吐、腹痛、潰瘍、歯肉炎がまれに起こります。
  • 顔面のかゆみや腫れも極めて稀(10,000人に1人未満)に見られます。

アレルギー反応

  • アナフィラキシーショックが起こることがあり、脈拍の急上昇、喘鳴、呼吸困難、意識障害(最悪の場合昏睡)を伴います。
  • 血管性浮腫(アンジオエデマ)により皮膚に大きな膨らみができ、嚥下困難を引き起こすことがあります。疑いがある場合は直ちに救急医療を受けてください。

重篤なリスク

  • 血栓形成が約2%の使用者で確認されており、脳卒中や塞栓症のリスクが高まります。
  • 記憶障害、痙攣、失神などの神経系症状が報告されています。

使用上の注意

  • 妊娠中は低出生体重のリスクがあるため使用は避けられます。また、18歳未満の子供には処方されません。
  • 腎機能低下、血栓症、抗リン脂質症候群などの既往がある方は医師が処方を控えることがあります。
  • 服用前に水で十分に溶かすことで胃腸障害のリスクを低減できます。
  • 手術前後は血栓リスクが増すため、医師の指示に従い服用を中止することが推奨されます。

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