骨粗鬆症の自然的予防と治療法
米国では800万人以上が骨粗鬆症に罹患しており、骨が脆くなりやすく、骨折リスクが高まります。今年だけでも150万人が致命的な骨折を経験し、その多くは股関節骨折です。骨粗鬆症の治療・予防は重要な課題となっています。
運動
長年、運動が骨を強くすることは知られてきましたが、最新の研究では、筋力トレーニングや体重負荷のある有酸素運動が骨密度低下と骨折予防の鍵であることが示されています。背筋を中心とした筋力トレーニング、体重をかける運動、柔軟性を高めるエクササイズを組み合わせることが推奨されます。筋肉が強くなると骨への負荷が増え、骨折リスクが低減します。
食事
カルシウムとビタミンDの摂取は骨粗鬆症予防の基本です。カルシウムは骨密度に必要で、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。乳製品だけでなく、アーモンド、サーディン、ブロッコリー、オーツ麦にも豊富に含まれます。ビタミンDは日光浴で体内で生成されますので、適度な日光を浴びることが重要です。
ビタミンKを含むケールは、カルシウムの代謝に関与し、骨の健康をサポートします。大豆製品(豆腐、豆乳)はカルシウムと植物エストロゲンを豊富に含み、骨密度維持に役立つとされています。
過剰な塩分や糖分はカルシウムを尿中に排泄させ、骨を弱くします。また、脂肪分の多い乳製品の過剰摂取は逆効果になることがあります。ベジタリアンやヴィーガンは一般に骨密度が高いという研究結果もあります。
炭酸飲料に含まれるリンはカルシウムとのバランスを崩し、骨を脆くします。骨粗鬆症予防には、果物、野菜、豆類、ナッツ、全粒穀物、種子、ヨーグルトなどの発酵乳製品を中心としたバランスの良い食事が推奨されます。
禁煙
喫煙は骨密度を6~10%低下させ、背骨や股関節の骨折リスクを大幅に上昇させます。喫煙者は骨折からの回復も遅くなるため、禁煙は骨の健康を守る重要な対策です。
予防ハーブ療法
ハーブによる自然療法として、ヒューステイル(馬蹄草)やレッドクローバー(赤ヨモギ)が骨の健康に利用されていますが、効果はFDAに認められていません。使用は自己責任で行い、医師に相談してください。
カフェインとアルコール
過剰なアルコールはカルシウムの吸収を阻害し、骨密度低下につながります。コーヒーの大量摂取も骨折リスクを高めるとされていますが、紅茶に含まれるカフェインは同様の影響は少ないと考えられます。アルコールとカフェインの過剰摂取を控えることで、骨粗鬆症のリスクを低減できます。
処方薬の影響
ステロイド、血液抗凝固薬、制酸薬、化学療法薬、リチウム、特定の抗生物質などは骨密度を低下させます。経口避妊薬やフッ素も骨に悪影響を与えることがあります。代替薬があるか医師に相談しましょう。
