温熱療法と冷却療法
患部に交互に温湿布と氷嚢を当てることで血行が促進され、腫れが軽減し、痛みが和らぎます。痛みが強い初期(2〜7日)は氷嚢を、痛みが和らいできたら3〜7日後に温湿布や電気ヒートパッドを使用します。ヒートパッドは過度に熱くしないこと、皮膚を傷めないこと、就寝中の使用は避けましょう。
処方薬
市販の鎮痛剤(イブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェン)で効果がない場合、医師は抗炎症薬や筋弛緩剤を処方します。また、三環系抗うつ薬や抗けいれん薬はエンドルフィンの分泌を促進し、慢性的な坐骨神経痛の緩和に有効です。これらの薬は神経根周囲の炎症が落ち着くのを助けます。
食事療法
リン・レクター博士の『ヘルシーリビング』によれば、カルシウムやマグネシウムを豊富に含む緑黄色野菜、貝類、豆腐、全粒穀物、ナッツ・種子を積極的に摂取し、塩分・糖分・動物性脂肪・アルコール・カフェインを控えることが背骨と全身の健康維持に役立ちます。
注射療法
坐骨神経痛や腰痛に対しては、硬膜外ステロイド注射が行われることがあります。局所麻酔薬とステロイドを混合し、炎症を抑えて一時的に痛みを軽減しますが、効果は長期間持続しないことが多いです。
理学療法と運動
理学療法士は温熱、超音波、マッサージ、ストレッチ、体幹トレーニングなど多様な手法で姿勢矯正と腹筋強化を行います。体幹が弱いと腰痛リスクが高まります。ヨガやストレッチは脊柱を支える筋肉を鍛え、緊張した筋肉をほぐす効果があります。医師の判断でリハビリテーションが指示されます。
