子癇前症(妊娠高血圧症候群)が危険な理由は?

子癇前症(妊娠高血圧症候群)は、妊娠中に高血圧と尿中タンパクが認められる重篤な疾患です。適切な管理が行われないと、母体・胎児に深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

主な合併症

子癇(エクレンプシア)

子癇は子癇前症が進行して発症する稀ながら致命的な状態で、痙攣や昏睡を伴い、迅速な治療が必要です。

胎盤早期剥離

胎盤が子宮壁から早期に剥がれ出すことで、重度の出血が起こり、母体と胎児の両方に命の危険が及びます。

HELLP症候群

血液溶血、肝機能障害、血小板減少を特徴とする重篤な症候群で、肝臓や腎臓不全に進行することがあります。

早産

子癇前症は胎児の早産(妊娠37週未満)を誘発し、呼吸窮迫症候群や脳性麻痺、視覚障害などのリスクが高まります。

低出生体重児

出生体重が2,500g未満になる低出生体重児は、上記と同様にさまざまな健康問題を抱える可能性があります。

子癇前症は医療機関での綿密な観察と治療が不可欠です。早期の診断と適切な管理により、合併症の発症を防ぎ、母子ともに良好な転帰が期待できます。

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