睡眠薬の種類と選び方
市販薬(OTC)
処方箋なしで購入できる睡眠補助薬には、メラトニンやカモミール、バレリアンなどの自然サプリやハーブティーがあります。また、抗ヒスタミン剤(例:ジフェンヒドラミン)を主成分とした睡眠導入剤も一般的です。OTC薬は短期間の使用には安全ですが、用法・用量を守り、長期間の使用や他の薬との併用は医師に相談してください。
ロゼラム(ロゼルム)
ロゼラムはメラトニン受容体作動薬で、体内の概日リズムを調整し、入眠困難(睡眠開始不全)に効果があります。2005年にFDA承認を受け、依存性は報告されていません。併用禁忌として他の睡眠薬や鎮静剤があります。副作用として日中の眠気、抑うつ、夢遊病などが起こることがあるため、異常を感じたらすぐに医師に連絡してください。
ベンゾジアゼピン系薬剤
ベンゾジアゼピン系は中枢神経を抑制し、リラックスと睡眠を促す薬です。ハルシオン、ザナックス、クロノピンなどが代表例です。長時間作用型で不眠治療に用いられますが、依存性や離脱症状が懸念され、第一選択薬とは限りません。副作用には眠気、抑うつ、睡眠中の行動(夢遊など)が含まれます。症状が現れたら医師に相談してください。
ベンゾジアゼピン系以外の睡眠薬(非ベンゾジアゼピン系)
ルネスタ、アンビエン、ソナタなどが該当し、ベンゾジアゼピンと同様に中枢神経を抑制しますが、作用時間が短く、翌朝の眠気が少ないとされています。依存性や記憶障害、日中の眠気、抑うつ、衝動自殺念慮などの副作用が報告されています。症状は通常、継続使用により軽減しますが、異常が続く場合は医師に相談してください。
オピオイド系薬剤
オキシコドンなどのオピオイドは、睡眠時遊行やむずむず脚症候群などの特定の睡眠障害に用いられることがありますが、睡眠治療を目的とした薬ではなく、依存性が高いため最終手段として限定的に使用されます。必ず医師の指示どおりに服用し、自己判断で増量しないでください。
その他の睡眠関連薬剤
ナルコレプシー治療薬、抗うつ薬、抗てんかん薬、パーキンソン病薬なども、レストレスレッグ症候群やうつ病に伴う不眠など、特定の睡眠障害の改善に使用されます。症状に応じて医師が適切な薬を選択します。
