ホームスリープテスト(HST)とは?

ホームスリープテスト(HST)とは

ホームスリープテスト(HST)は、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害を自宅で診断・モニタリングするための携帯型装置です。非侵襲的で、睡眠パターンに関する重要な情報を医療提供者に提供します。

HSTが推奨されるケース

日中の過度な眠気、いびきが大きい、睡眠中の呼吸停止など、睡眠障害の症状がある場合に医師が推奨します。また、CPAP療法などの治療効果の評価にも用いられます。

HSTの使用方法

装置は簡単に使用でき、医師からの詳細な取扱説明書が付属しています。一般的に、モニター本体、鼻カニューレまたは指センサー、呼吸センサー、記録装置で構成されます。

  1. 部屋の準備:普段寝る静かで暗い部屋に装置を設置します。
  2. センサーの装着:鼻カニューレまたは指センサーで呼吸を記録し、胸部または腹部に装着するモニターで動きや呼吸努力を測定します。
  3. 記録開始:ベッドに横になり、装置のボタンを押して記録を開始します。
  4. 睡眠:装置がデータを取得している間、できるだけ普段通りに眠ります。
  5. 記録停止:朝になったら装置の停止ボタンを押し、センサーを外します。

結果の解釈

取得したデータは睡眠専門医が評価します。主な指標は以下の通りです。

  • 無呼吸低呼吸指数(AHI):睡眠中の呼吸停止や浅い呼吸の回数(1時間あたり)。
  • 睡眠効率:ベッドにいる時間に対する実際の睡眠時間の割合。
  • 酸素飽和度:睡眠中の血中酸素濃度。
  • 体動:睡眠中の身体の動き。
  • いびき:いびきの大きさと頻度。
  • 心血管イベント:異常な心拍数やリズム。

HSTのメリット・デメリット

メリット

  • 自宅のベッドで快適に検査できる。
  • 非侵襲的で痛みがない。
  • 診断や治療効果のモニタリングに有用な情報が得られる。

デメリット

  • 病院で行うポリソムノグラフィーに比べて精度が劣る場合がある。
  • 装置の設置や操作が苦手な人にはハードルが高い。
  • すべての睡眠障害を診断できるわけではない。

導入を検討する際は、医師とメリット・デメリットを十分に相談してください。

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