手首の捻挫と治療法
捻挫は、関節内の骨をつなぐ靭帯が過度に伸び、場合によっては断裂することで起こります。手首の捻挫は、手のひらで地面に落ちた際に手首が後方に強く押し込まれることで生じることが多いです。
捻挫の程度
- 第1度(軽度): 靭帯が伸びただけで、断裂はありません。
- 第2度(中等度): 靭帯の一部が部分的に断裂しています。
- 第3度(重度): 靭帯が完全に断裂し、医療処置や手術が必要になることがあります。
主な症状
- 疼痛(特に動かしたときに増強)
- 腫脹、青あざ
- 動作時に「ポキッ」と音がする感覚
- 患部の皮膚が熱く感じることもあります。
- 軽度の捻挫でも数週間は違和感が続くことがあります。
RICE療法
捻挫の初期治療として「RICE」(Rest=安静、Ice=氷冷却、Compression=圧迫、Elevation=挙上)が推奨されます。
- 安静: 48時間程度手首の使用を控える。
- 氷冷却: 1回20分程度、腫れが引くまで繰り返す。
- 圧迫: 弾性包帯で適度に圧迫し、腫れを抑える。
- 挙上: 心臓より上に手首を上げ、血流を促進する。
鎮痛薬の使用
必要に応じて、アセトアミノフェン、イブプロフェン、またはアスピリンなどの鎮痛・抗炎症薬を服用すると痛みが緩和されます。
医療機関の受診目安
以下の場合は速やかに医師の診察を受けてください。
- 痛みや腫れが48時間以上改善しない。
- 激しい疼痛や機能障害がある。
- 皮下出血が広範囲に及ぶ。
医師は必要に応じて手首用スプリントを装着し、約1週間の固定を指示することがあります。
手術とリハビリテーション
第3度の完全断裂など、手術が必要と判断された場合、術後数週間から数ヶ月にわたってリハビリが行われます。リハビリでは関節可動域の回復と筋力強化を目的としたエクササイズが中心です。
