捻挫について
重要性
捻挫の仕組みを理解することで、適切な治療が受けられます。接触スポーツなどリスクの高い活動では保護具を使用し、予防にもつながります。怪我のメカニズムや症状から捻挫の程度を判断できれば、治療方針を的確に決められます。
種類
捻挫は程度により4段階に分類されます。
- 第1度:軽度の靭帯損傷で痛みはあるが腫れはほとんどない。
- 第2度:靭帯に部分的な裂傷があり、局所的な痛みと腫れが中等度に現れる。
- 第3度:靭帯が完全に断裂し、強い痛みと広範囲の腫れが起こる。
- 第4度:靭帯が骨から完全に離脱し、激しい痛みと周囲の腫れが生じ、手術が必要となる。
治癒期間
回復に要する時間は捻挫の部位、程度、治療方法、患者の健康状態に左右されます。指や手首など安静が保てる部位の軽度な捻挫は数週間で自然治癒しますが、足首や膝の第3度捻挫は数週間から数か月、手術を要する第4度は数か月かかります。高齢者や体調が悪い人は回復が遅れやすく、重度の捻挫はリハビリテーションが必要です。
診断
捻挫は骨折の有無をX線で除外した後、以下で判別します。
- 怪我の起因(捻れや過伸展など)
- 局所的な痛みと腫れの程度
- MRIによる詳細な靭帯損傷の評価
予防と治療
完全に防ぐことは難しいですが、リスクの高いスポーツや運動時には、テーピングやサポーター、適切なシューズなどの保護具を使用しましょう。
治療は靭帯の安静が基本です。車椅子、松葉杖、ブレース、杖などの補助具を使用し、再度の負荷を避けます。重度の場合は、初期治癒後に理学療法を行い、靭帯の硬直や機能低下を防ぎます。
