脳卒中後の感染予防策
はじめに
脳卒中後の感染は死亡原因の第一位です。長時間ベッドに横たわり、免疫力が低下し、嚥下・呼吸・排尿が困難になるため、細菌感染のリスクが高まります。熱や感染を防げれば、生存率が上がり、完全回復の可能性も高まります。そのため、感染予防策を積極的に講じることが重要です。
必要なもの
- 予防的抗生物質投与
- 嚥下テスト(飲水テスト)
- 点滴(嚥下困難時)
- 経鼻胃管または胃ろう(体重維持が難しい場合)
- 患者の状態を観察できる看護師または家族
具体的な手順
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早期予防的抗生物質投与
脳卒中発症後24時間以内に予防的抗生物質を投与します。マーンハイム感染研究では、4日間の併用抗生物質療法を受けた患者は、他の抗生物質のみを使用した患者に比べて感染率が著しく低いことが示されています。早期の感染は熱を伴い、予後不良と強く関連しています。
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嚥下テスト(飲水テスト)の実施
嚥下障害は肺炎の主要因です。患者にコップ1杯の水を飲ませ、飲み込めない場合は点滴で栄養・水分を補給し、嚥下機能が回復するまで継続します。
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カテーテル使用の最小化
排尿障害があるためカテーテルが必要になることがありますが、尿路感染症リスクが高まります。可能な限り使用を控え、清潔に保ち、ひび割れや汚れがないか定期的に確認します。感染が疑われたら速やかに抗生物質を開始します。
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2時間ごとの体位変換
長時間同じ姿勢でいると褥瘡(床ずれ)が発生しやすくなります。2時間ごとに体位を変え、皮膚の血流を保ちます。床ずれが見られたら速やかに医師に報告してください。
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適切な体重・栄養管理
嚥下困難や食欲低下により体重が減少しやすいです。必要に応じて経鼻胃管や胃ろうを使用し、十分な栄養とエネルギーを確保します。栄養不良は免疫力低下を招き、感染リスクが増大します。
