甲状腺機能亢進症の主な兆候と症状は?
甲状腺が過剰にホルモンを分泌すると、血中の甲状腺ホルモン(T4、T3、TSH)が急上昇し、さまざまな不快な症状が現れます。甲状腺機能亢進症は、しばしば自己免疫疾患のグレーブス病が原因です。米国甲状腺協会によれば、甲状腺機能亢進と診断された患者の約70%がこの病気とされています。他にも、毒性結節性甲状腺腫や甲状腺炎が原因になることがあります。治療法としては、抗甲状腺薬、β遮断薬、放射性ヨウ素療法が一般的で、重症例では手術が必要になることもあります。
体重減少
代謝が亢進するため、食事量に変化がなくても体重が減少しやすくなります。甲状腺ホルモンの分泌が多いほど、減量は顕著になります。カロリー摂取を増やすことで、体重減少の速度を抑えることができます。
神経系への影響
代謝亢進は神経系にも影響し、イライラや不安感、過度の発汗、睡眠障害(不眠)などが現れます。これらの症状は初期は軽微ですが、ホルモン濃度が上がるにつれて強くなることがあります。
女性特有の症状
若年女性に多く見られるグレーブス病では、月経周期の変化が起こります。具体的には月経出血量の減少や無月経が報告されます。
外見的な兆候
医師は以下のような外見的サインを確認します。細くて折れやすい髪、皮膚の薄さ、首の前部に見られる腫脹(甲状腺腫)です。また、眼球突出(眼球突出症)もグレーブス病の特徴的な症状のひとつです。
