女性に多い甲状腺障害と主な症状
甲状腺は体の代謝を司る重要な内分泌腺です。女性に甲状腺障害が起こるケースが圧倒的に多く、症状は障害の種類によって大きく異なります。以下に代表的な疾患とその主な症状をまとめました。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
- 神経過敏・イライラ感
- 体重減少、食欲増進
- 月経が軽くなる、または不規則になる
- 下痢や頻回な排便
- 発汗増加、熱感
- 動悸・心拍数増加
甲状腺機能低下症
- 慢性的な倦怠感・疲れやすさ
- 寒さに対する過敏性
- 心拍数の低下、動悸が鈍くなる
- 月経過多や不妊のリスク増加
- 体重増加、代謝低下
- 便秘
バセドウ病(Graves' Disease)
- 眼球突出(眼瞼腫脹)
- 甲状腺腫(甲状腺が大きくなる)
- 不安感・緊張感
- 過度な発汗、体重減少
- 呼吸困難や筋力低下
- 暑さに対する過敏性
橋本病(Hashimoto's Disease)
- 慢性的な疲労感、寒さに弱い
- 甲状腺腫(首の前部が腫れる)
- 嚥下障害や首の違和感
- 体重のゆっくりした増加
- 不妊・月経不順
- 髪の白髪化が早まることがある
産後甲状腺炎(Postpartum Thyroiditis)
- 出産後約5%の女性に発症
- 初期は甲状腺機能亢進症様の症状(動悸、体重減少など)
- 放置すると次第に甲状腺機能低下症へ移行し、倦怠感や体重増加が現れる
