甲状腺手術後の首の縫合糸はいつ抜くべきか?

1. 従来の開放甲状腺手術

・非吸収性縫合糸:手術後10〜14日程度で抜去します。

・吸収性縫合糸:時間とともに自然に分解するため、抜去の必要はありません。

2. 低侵襲甲状腺手術(内視鏡・ロボット手術など)

皮膚の閉鎖は接着テープ、皮膚接着剤、または透明ドレッシングで覆った吸収性縫合糸が用いられます。

・接着テープや皮膚接着剤は抜去不要です。

・吸収性縫合糸も時間経過で自然に溶解するため、抜去は行いません。

3. 音声保存甲状腺全摘術

声帯神経を保護するため、より繊細な縫合が必要になることがあります。この場合も吸収性縫合糸が主に使用され、自然に分解するため抜去は不要です。

4. フォローアップとアフターケア

手術後は外科医との定期的な診察で治癒状況を確認します。外科医からは活動制限、創部の管理、服薬についての具体的な指示が出されますので、指示を守り適切な回復を促してください。

5. 個人差について

縫合糸の抜去時期は個人の回復速度や基礎疾患、創部の合併症、感染の有無などにより異なります。

不安がある場合や創部に異常を感じた場合は、速やかに担当医に相談しましょう。

甲状腺手術後の縫合糸抜去は、使用した糸の種類と患者さんの回復状況に応じて決まります。必ず担当外科医の指示に従い、最適な時期に抜去して安全な回復を目指してください。

甲状腺疾患 - 関連記事