卵巣嚢胞の主な症状と診断・治療のポイント
卵巣嚢胞は、卵巣の表面や内部にできる液体で満たされた嚢(袋)です。多くの女性が生涯のどこかで嚢胞を持ちますが、必ずしも症状が出るわけではありません。診断は血液検査や超音波検査、場合によっては妊娠検査で行われます。治療は経過観察が基本ですが、必要に応じて手術が検討されます。
骨盤痛
最も一般的な症状のひとつが骨盤部の鈍い痛みです。痛みは骨盤から太ももや背中に放散することがあります。月経前や月経中、性交時に痛みを感じることもあります。
消化器系の症状
嚢胞が腸を圧迫すると、排便時の痛みや頻尿、腹部の圧迫感が生じます。妊娠初期に似た吐き気や嘔吐、胸が張る感覚も報告されています。
不正出血(斑点出血)
月経周期外での軽い出血や点状の出血が見られることがあります。出血は数時間から数日続くことがあり、時に不妊の原因になることもあります。
嚢胞自体による痛み
嚢胞が大きくなると腹部の膨満感や不快感が出ます。破裂した場合は鋭い焼けつくような激痛が起こり、出血があると鈍い持続的な痛みが続くことがあります。
症状がない場合
卵巣嚢胞は無症状のまま見つかることもありますが、症状が出た場合は他の疾患と似ていることがあるため、早めに医師の診察を受けることが推奨されます。
