慢性前立腺炎の治療法と対策

定義

慢性前立腺炎は、米国国立衛生研究所(NIH)により、前立腺の炎症と腫れが数か月以上続く状態と定義されています。急性の前立腺疾患と異なり、症状が緩やかに進行し、長期間にわたって持続します。

症状

主な症状は以下の通りです。

  • 頻尿・尿意切迫感
  • 排尿開始の困難、尿流の弱さ
  • 失禁や血尿、排尿時の疼痛
  • 低度の発熱や腰背部の痛み

これらの症状は、治療により大幅に改善されます。

原因

原因は多岐にわたります。NIHは細菌感染を最も一般的な要因としていますが、以下のようなケースも報告されています。

  • 無防備な肛門性交
  • 会陰部への外傷
  • 過度のアルコール摂取

原因に応じて治療方針が変わります。

治療法

細菌感染が原因の場合は、6〜12週間の抗生物質投与が有効です。代表的な薬剤はトリメトプリム・サルファメトキサゾールとシプロフロキサシンです。症状が頑固な場合は、投与期間を延長することがあります。

再発や重症例では、経尿道的前立腺切除術(TURP)が検討されます。ただし、若年男性では失禁や勃起不全のリスクがあるため慎重に判断します。

注意点

症状が進行すると尿路が狭くなり、尿閉や腎障害を引き起こす恐れがあります。早期受診が重要です。また、抗生物質が前立腺組織に十分に届きにくいため、治療が難航することがあります。

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