カテーテルの安全な除去方法
尿道カテーテルには、留置カテーテルとフォーリー(膀胱留置)カテーテルの2種類があります。入院患者の約10〜15%がフォーリーカテーテルを使用し、外来でも留置カテーテルが用いられます。除去手順はカテーテルの種類により異なるため、正しい方法を守ることが重要です。
必要な道具
- 小型シリンジ(5〜10 mL)
- 外科用はさみ
- 潤滑剤(例:水溶性ジェル)
- 細径ガイドワイヤー
- 22ゲージ中心静脈カテーテル
- ミネラルオイル(バルーン溶解用)
除去手順
留置カテーテル
- 1. カテーテル側面の膨張ポートを確認し、小型シリンジを取り付ける。
- 2. シリンジで液体を吸引し、これ以上抜けなくなるまで吸い取る。
- 3. カテーテルを滑らかに引き抜く。
- 4. バルーンが減圧しない場合は、膨張ポートのチューブを外科用はさみで切断し、液体が自然に流れ出るのを待ってからゆっくり引き抜く。
フォーリーカテーテル
- 5. カテーテルが膀胱内に正しく位置していることを確認する。
- 6. 膨張バルブのインフレーションバルブを切断し、バルーン内の液体が排出できるようにする。排出しない場合は閉塞が疑われる。
- 7. 細径ガイドワイヤーに潤滑剤を塗布し、インフレーションチャネルに通す。液体はワイヤーに沿って排出されるはず。
- 8. それでも排出が不十分な場合は、22ゲージ中心静脈カテーテルをガイドワイヤー上に滑らせ、先端がバルーンに到達したらワイヤーを除去する。これでバルーンは排出される。
- 9. バルーンを溶解させるため、インフレーションポートからミネラルオイルを10 mL注入する。約15分でバルーンは溶解する。
- 10. 15分経過後もバルーンが残っている場合は、さらに10 mLのミネラルオイルを追加注入する。
免責事項:カテーテルの除去は資格を有する医療従事者が実施すべきです。患者の方は自己判断で除去せず、必ず担当医師の指導を受けてください。
